ケーブルに関する注意喚起

日本電線工業会 注意喚起書 602882.pdf

新年度がスタートしました。

品物不足も落ち着きを見せておりますが、相変わらず納期半年~1年の品物もあり

今年度も材料の手配に苦労しそうです。

そのような中、日本電線工業会から以下の注意喚起が発表されました。

 

簡単にまとめると「日本の電線規格では無い真鍮導体ケーブルが見つかりました。日本の規格に沿った

ケーブル以外は使用しないでください」という事です。

 

銅の電気伝導率(電気の流れやすさ)を100とした場合、真鍮の電気伝導率は素材により異なりますが

25~43%程度です。

よって、真鍮の電気抵抗率(電気の流れにくさ)は銅の2~4倍となります。

これは同じサイズのケーブルの場合、流せる電流が少なくなるという意味です。

今回見つかった真鍮ケーブルを銅ケーブルだと思って使用した場合は、ケーブルの発熱や発火の恐れ

があり火災の原因となります。

 

COVID19以降全世界で品不足となり、またインターネットの普及・物流のグローバル化などにより素性の

分からない物も多く流通するようになりました。

今「効率・コスパ・タイパ」などと言われておりますが「しっかりと本物を見極める目を持たなければ

いけないのでは」と痛感させられました。

 

ケーブルや品物だけでなくすべての事に注意が必要な時代です。

気を付けてお過ごしください。

 

2024年04月15日

365日年中無休で皆さまをサポートさせていただきます。
お問い合わせ
AEDレンタル