機械制御盤内の焼損
写真はNC工作機械の制御盤で、右は焼損した端子台部分を拡大した写真です。
オイルクーラーの不良診断の結果、端子台の焼損が原因であることが分かり空き端子を使用し応急措置をして
機械を運転しました。
お客様から、「導入して約1年の機械なので後日製造メーカーに診てもらうが、焼損の原因は
端子の緩みが原因なのか?」と質問がありました。
焼けてしまった端子ネジは固着しており、締付の状態は確認できないことを伝え修理を終えました。
原因はいくつか考えられますが、人的要因であるところが大きいと思われます。
この現場でも到着早々「何分で修理できるのか?」と言われ、時間的プレッシャーのなか故障個所の特定
修理をいたしました。
【たかがネジ1本】そのネジ1本で機械が動かなくなります。
我々もネジの増し締めのWチェックを行っておりますが
今回改めて、ゆとりをもって作業に当たり確実にチェックを行わなければならない事案だと思いました。
2016年11月20日